注目記事

田中勝也研究室@滋賀大学

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私は、滋賀大学 環境総合研究センターに所属しており,環境経済学および農業・資源経済学が専門です。特に以下のテーマに関心をもっています。

  1.  生態系サービス保全のための経済分析・制度設計
  2.  農業・森林政策による生態系保全の影響分析
  3.  土地利用のGIS・空間解析
  4.  環境ビッグデータの統計解析

おもな研究フィールドは,国内および東南アジア諸国(特に中国・インドネシア)です。現在進行中の研究プロジェクトはこちらにまとめています。

上記分野を中心に,農業・資源・環境問題に関心をもつ大学院への進学希望者を歓迎します。詳細は右メニューの連絡先までコンタクトしてください。

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環境経済・政策学会(2017年9月9-10日, 高知工科大学)

環境経済・政策学会(SEEPS)の2017年大会に参加してきました。会場の高知工科大学は高知市の中心地からほど近く、施設の充実した良い会場でした。

大会では企画セッションで早稲田大学の日生プロジェクトの共著報告と、食料・農業セッションでD3のシャ君が自然栽培農法に関するベスト・ワースト・スケーリング分析、学部を卒業して京大院に通う京井君が環境保全型農業に関するベイズ空間計量分析を報告しました。

大会中は何かとあわただしく、ゆっくり高知を堪能する暇もなかったのは残念でしたが、非常に有意義な学会となりました。

対馬市訪問

遺伝資源の利用と生態系保全に関する環境省の受託研究の一環として、2017年9月6-7日の日程で対馬市を訪問してきました。市内の遺伝資源提供者との契約交渉および提供者インタビュー、対馬市役所の担当者との契約交渉および仮想的ABSに関する意見交換をおこないました。

日本も名古屋議定書の仲間入りを果たし、遺伝資源の利用と保全は今後より重要なトピックになると予想されます。研究もペースを加速して進めていく方針です。

フィールド調査(インドネシア・スラウェシ島)

地域住民の貧困、健康、環境問題の調査でインドネシア・スラウェシ島にあるゴロンタロに来ています。愛媛大学の科研費プロジェクトの一環で、長崎大学の小松先生とゴロンタロ大学の研究者数名との共同研究です。

住民の所得は思った以上に低く、健康問題や地域環境の劣化は貧困に起因する側面が大きそうです。1週間の調査で、この研究の出口までの道筋をつけたいと思っています。

調査に協力していただいているゴロンタロ大学の先生方と学生さん達、ありがとうございます!

東アジア環境資源経済学会(EAAERE)(2017年8月5-7日、シンガポール)

東アジア環境資源経済学会(EAAERE)第7回大会のためシンガポールに行ってきました。EAAEREは日本・中国・韓国・台湾の研究者が2010年に立ち上げた歴史の浅い学会ですが、東南アジアの会員も大きく増えたため、今回のは東南アジア地域で開催することになりました。

基調講演にはハーバード大学のStavins教授が登壇し、トランプ政権下における地球温暖化に対する枠組など、旬な情報を交えた学術的な講演が大変興味深かったです。

個人的には、遺伝資源の利用に関する環境省プロジェクトの成果など、2件の共同研究を主著・共著で報告するかたわら、大会運営や理事会などで結構忙しく、本当にあっという間の3日間でした。

なお、EAAEREではこれまで大会を毎年開催してきましたが、来年は開催しない予定です。2018年は7月に環境資源経済学の世界大会(WECERE)がスウェーデンで開催されるため、そちらへの参加を呼びかけています。WCEREはAERE、EAERE、EAAEREの共催です。

成果報告会@石川県羽咋市

金沢大学との共同研究の一環として、無農薬・無肥料の自然栽培農法に取り組んでいる石川県羽咋市で、その普及可能性に関する経済分析の結果を報告してきました。

報告会には羽咋市・JA・地元農家の方々が集まり、予定時間を大幅に超えて活発な議論をすることができました。

魚のゆりかご水田

滋賀県が実施している環境保全型農法「魚のゆりかご水田」の現地調査で東近江市の栗見出在家町を訪問しました。

この栗見出在家町は彦根藩が最後に開拓した集落で、ある意味で新興地域なのですが、それでも200年の歴史があるとのこと。

魚のゆりかご水田の実施には地域内での調整が不可欠ですが、その下支えになっているのが歴史を通じたコミュニティの力のように感じました。

科研費研究会@愛媛大学

分担研究者として参画している科研費基盤A「インドネシアの金鉱山地域における水銀汚染リスクの低減に関する超学際的研究」の全体研究会のため、愛媛大学に来ています。8月には調査対象地であるインドネシア・スラウェシ島を訪問し、現地調査を実施する予定です。

研究メンバーのみなさん、お世話になりました!

環境保全型農業・農村調査(春日部・宇都宮)

環境保全型農業の調査のため、春日部、宇都宮の農村を訪問してきました。

春日部では麦の収穫後に水を張って水鳥の生息場とする「なつみず田んぼ」(夏期湛水)、宇都宮では稲の収穫後に同様の取り組みをする「ふゆみず田んぼ」(冬期湛水)の取り組みを視察し、現在取り組んでいる農家の方々に聞き取り調査をおこないました。

宇都宮の集落ではNPO法人オリザネットと共同で水田生きもの調査に取り組まれており、その手法は、環境保全型農業の効果を測定する上で大いに参考になりました。

皆さんそれぞれに情熱的で、ご苦労はありながらも、楽しんで取り組まれている感じが印象的でした。

農家の方々、案内してくださったオリザネットのみなさん、ありがとうございました!

 

「統計数理」特集「農林業の生態系サービスの経済・統計分析」論文募集のお知らせ(2018年6月30日〆切)

特集「農林業の生態系サービスの経済・統計分析」論文募集のお知らせ
統計数理研究所の和文誌「統計数理」に、上記特集を企画しています。この特集
への論文を以下の要領で公募致します。執筆要項については こちら をご覧下さ
い。
特集の趣旨
昨今、農林業を支える環境資源に対し、直接的経済活動に繋がる木材・農産物の
生産に対する資源供給の”サービス”だけでなく、公共財としての水源涵養、防災、
気候安定化、地球温暖化防止、生物多様性の保全、また直接利用者を伴うレクリ
エーション機会の創出など、さまざまな”機能サービス”が認識され、今後の資源
管理の在り方が再検討され始めています。これらの機能(多面的機能)は農林業
の”生態系サービス”として、広く認識されているものの、市場メカニズムのもと
では十分に評価されていないため、保全・創出・持続的利用が未だ困難な状態で
す。こうした現状を踏まえ、本特集号では、”農林業の生態系サービス”をキーワ
ードとして、応用研究での成果、地理情報システム(GIS)の普及など伴う空間
統計分析、膨張した利用情報に対するビッグデータ分析、また、これらの研究を
支える統計数理の理論研究などを含めた研究によって全体を構成します。”農林
業の生態系サービス”に関する研究成果の原稿を広く募集し、多くの方からのご
投稿を期待してます。
オーガナイザー:吉本 敦(統計数理研究所)・田中勝也(滋賀大学)
特集担当編集委員:吉本 敦
論文の種別 「原著論文」、「総合報告」、「研究ノート」、「研究詳解」、
「統計ソフトウェア」、「研究資料」があります。論文種別の定義につきまして
は投稿規定をご覧下さい。
(注)いずれについても査読者が付きます。
投稿締切
2018年6月30日
掲載予定号 「統計数理」 第67巻第1号 (2019年6月発行予定)
投稿先 電子投稿査読システム Editorial Managerより投稿して下さい。
投稿の際には、セクション/カテゴリーから特集「農林業の生態系サービスの経
済・統計分析」を選択して下さい。
問合せ先 オーガナイザー 吉本 敦 yoshimoa “at” ism.gif
この特集の投稿についてご質問がある方は、遠慮なく上記へお問い合わせ下さい。
投稿を予定されている方は早めにお知らせいただければ幸いです。

第13回 GISコミュニティフォーラム

第13回 GISコミュニティフォーラムに参加・出展してきました。マップギャラリーでは研究成果のポスター展示、日本HPの企業ブースでは大学で運用中の、Remote Graphics Software(RGS)を利用したワークステーションの遠隔操作環境の紹介をしてきました。

会期中にはさまざまなセミナー・ワークショップに出席し、GISのスキルが向上したような気がしました。

日本HPの方々には大変お世話になりました。どうもありがとうございました!